やぎやに 生配信 ギグ – 2022/1/16 SUN 7PM

I Can’t Get Started
作曲 Vernon Duke  作詞 Ira Gershwin

Verse
I’m a glum one
僕は不機嫌だ
It’s explainable
理由は分かっている
I met someone unattainable
かなえない人に出会った
Life’s a bore
うんざりした人生だ
The world is my oyster no more
世の中はもう思う通りにならない
All the papers
Where I led the news
With my capers
僕の悪ふざけでいっぱいだったニュースは
Now will spread the news
“Superman Turns Out to Be Flash in the Pan!”
「スーパーマンは結局一発屋だった」というニュースを世に広げるだろう

Chorus
I’ve flown around the world in a plane
僕は世界中を飛行機で回った
I’ve settled revolutions in Spain
スペインの革命に決着をつけた
The North Pole I have charted,
北極も征服したが
but I can’t get Started with you
あなたとは上手いこと始まらない

Around the golf course I’m under par
ゴルフの実力はプロ並み
And all the movies want me to star
映画の主役の依頼が相次いでいる
I’ve got a house, a show place,
But I get no place with you
名所に負けない家もあるのに

You’re so supreme, lyrics I write of you
あなたは最高よ。あなたのことを歌詞に書く
Scheme, just for a sight of you
あなたの姿を見るためにきっかけを作る
Dream, both day and night of you
昼も夜もあなたを見る夢
And what good does it do?
でも虚しくなるだけ

In 1929 I sold short
1929年の株価大暴落の時、株で大儲けした
In England I’m presented at court
僕はイギリスでは宮中で王室に拝謁できる人よ
But you’ve got me downhearted,
しかしあなたのことで心が折れそうだ
cause I can’t get Started with you
あなたとは上手いこと始まらないから

I do a hundred yards in ten flat
100ヤードを10秒フラットで走れる
The Prince of Wales has copied my hat
イギリスの皇太子も僕の帽子のデザインを真似している
With queens I’ve a la carted
女王様と高級レストランで食事する僕だけど
but can’t get started with you
あなたとは上手いこと始まらない

The leading tailors follow my styles
業界をリードしている洋服屋も僕のスタイルのデザインを出している
And toothpaste ads all feature my smiles
歯磨き粉の広告には僕のスマイルばかり使われている
The Astorbilts I visit, but say what is it with you?
上流社会の女王達と付き合いのある僕だけど,君はどうしたの

When we first met, how you elated me.
初めて出会った時にとても嬉しかった
Pet, you devastated me.
抱擁し、僕の心はボロボロになった
Yet, now you’ve deflated me-
‘Til you’re my Waterloo
惨敗するまで、君は僕をしょげさせた

I’ve sold my kisses at a bazaar
僕のキスはバザーでの売り物になる
And after me they’ve named a cigar
僕の名前のシガーも出た
But lately how I’ve smarted,
しかし最近、心を痛めるばかりだ
‘cause I can’t get started with you
あなたとは上手いこと始まらない

1936年の曲で、Vernon Dukeの作曲、Ira Gershwinの作詞です。「Ziegfeld Follies of 1936」というミュージカルレビューで使われた曲です。

実は今回の曲、実は訳すのに結構大変でした。この曲の時代のいろんな出来事などを知らないと歌詞の正確な意味がわからないからです。そしてシンガーによって歌詞がちょっとずつ違いますので今回の歌詞はなるべくいろんなシンガーが歌った内容が入ってる歌詞を訳してみました。

最高にモテる男(もちろん実力も財力もある、いわゆるすごいセレブ)ですがどうしてもこの歌詞の「You」とはうまく恋愛が始まらないです。日本ではこの曲は「言い出しかねて」という邦題が付いていますね。誰がつけたかわかりませんが、またちょっと洒落てる表現で訳したケースだと思います。しかし色々調べてみた結果、「言い出しかねて」より「あなたとの関係はうまく始まらない」という意味です。

Ira GershwinのI Can't Get Started原稿 from https://loc.gov

Ira GershwinのI Can’t Get Started原稿 from https://loc.gov

上のIra Gershwinの原稿を見るとこの曲が使われた映画のセリフが一緒に出ます。この曲の「I」は「Hope」という男性で、「Arden」という女性とディナーをした後、二人の会話が出ます。男性が何を言おうとしても女性は適当に無視しているのがわかります。最後に男性が「僕は世界中で超有名人なのに君のことに夢中だよ。君のことを愛している。君を僕のものにしたい。」と言っちゃうんです。

つまり「愛している」と言っちゃったので「言い出しかねて」という邦題はとても合わないのです。ちゃんと前後の内容を調べず日本語のタイトルをつけるなんて、訳した人は責任感とか考えずとりあえず洒落てる詩的な表現にしたんじゃないかと個人的に思いますね。このようにタイトルの内容が変わるだけでこの曲を歌うときの感情が変わって表現ももちろん変わってくると思います。

歌って歌詞の内容を知るだけじゃなくて理解して感情表現をしないといけないと思いますのでぜひ今後からは「言い出しかねて」じゃなくて「あなたとの関係はうまく始まらない」という意味を表現しようとしてみてください。

下にセリフも含まれてるバージョンのリンクを貼っておきますので是非聞いてみてください。自分はこういうすごい人なのにあなたとはうまく始まらないとずっと説明をしてる歌で、ずっと拒んでいた女性が最後にはまぁいいか〜というノリでキスをしてあげますが、男性のキスがとても素敵だったようで🤣、メロメロになった途端に男性の方から「Good bye!」を告げる展開が結構面白いので是非歌の最後まで聞いてみてください。

正直にいうとこの歌詞のようなすごい人に「言い出しかねて」という表現自体は似合わないかもしれないし〜😁

歌詞の細かいところを説明すると本当にキリがないと思うのでいつか動画でまとめてみたいなぁと思ってます。

では、今日も楽しいジャズ活を〜

Photo by pixabay.com / Tumisu

↑セリフ入りのバージョン

和訳の一覧ページはhttp://blog.theyannie.com/jazz-songs-lyrics-in-alphabetical-order/です。

ヤニは歌詞の日本語訳の専門家ではない上に日本語もうまくないです。なので、普段英語の曲の歌詞の翻訳を乗せてるほかのサイトのように詩のような表現などは書けないです。しかもジャズの歌詞は美しい表現はあるが意外と詩のようなお洒落で難しい表現は思ったより多くないです。元々は黒人の音楽で感情表現が豊かで素直な歌詞が多いと思います。

ヤニは歌詞だからわざわざ詩のようなお洒落な表現にする方が伝わりにくいと思いますのでわかりやすい翻訳をしていきたいと思います。そっちの方が演奏する際に気持ちが乗りやすいと思います。詩のようなお洒落な表現の翻訳が必要な方はほかのサイトを見て頂いたほうがいいと思います~^^