Bewitched, Bothered and Bewilderedの歌詞の日本語訳 by YANNIE
作曲 Richard Rodgers 作詞 Lorenz Hart
この曲の歌詞はは実は歌手によっていろんなバージョンで歌っています。とりあえず一般的に知られてる歌詞を訳しますが、上にある英語の歌詞と和訳を一緒に見られるYouTubeコミュニティーボタンをクリックすると初めてブロードウェイミュージカルで歌われたときのバースの歌詞も読めますので是非見てみてください。結構違います。^^
Verse
彼がバカなのは分かってる
バカでも魅力はある
私は恋に落ちてるけど見え見えだよね
赤ちゃんのように(うぶな初々しい感じで隠せない状態)
男って新感覚ではない
結構うまくやってきたと思うけど
しかしこの小さい偽物せいで私はダメになった
Chorus
A
私は再び夢中になって魅了されてる
またにやにや笑って子供のようにしくしく泣いている
私はうっとりしていて、悩まされて、まごついている
A
寝られないし、寝ようともしていない
恋に寝ちゃ駄目と言われている(恋に落ちて眠れない)
私はうっとりしていて、悩まされて、まごついている
B
心が折れてそれがどうしたっていうのだ
彼が冷たいのは分かっている
彼が私を笑い者にしているけど構わないわ
A
彼のために歌うし、彼に元気を与えたい
彼に離れないその日が待ち遠しい
私はうっとりしていて、悩まされて、まごついている
「Bewitched, Bothered and Bewildered」は多分バースを一緒に歌っている曲の一つだと思います。セッション行ってみても皆バースから歌っていましたね。実はこの曲は歌手によってVerseの歌詞が違ったりするんです。
気になって調べた見たところ、1940年のPal JoeyというミュージカルでVivienne Segalによって初めて歌われた歌詞があの時代としてはよろしくないところがあったので無難な歌詞に修正して皆歌えるようになったようです。色々聞いて見たが多分エラ様以外は皆無難な歌詞で歌ってました。歌詞が全体的にちょっと違いますが、バースが特に違うのでバースを訳して見ました。
1940年当時の「Bewitched, Bothered and Bewildered」のVerseとその和訳はこちら>>
1940年当時のVerseにはお酒に男を比喩して表現しています。たくさん飲んでも平気だったが(たくさん男の経験をしてきたけどエンジョイでいけたけど)この安いお酒はちょっとだけ飲んでもダメになった(大した男じゃないのにハマっちゃった)という意味で不倫をしてる女の気持ちが現れてる曲です。もっと詳しく説明したいが長すぎるのでここまでしておきます。ちなみにこの曲の解釈の動画を準備してるので出来上がったらみてください。
そして元々ミュージカルバージョンの歌詞で歌ってるエラ様のバージョンとこのミュージカルが映画になった映画の中で歌われてる動画をつけますので是非聞いて見てください。
Photo by FreeImages.com / Julia Freeman-Woolpert
和訳の一覧ページはhttp://blog.theyannie.com/jazz-songs-lyrics-in-alphabetical-order/です。
ヤニは歌詞の日本語訳の専門家ではない上に日本語もうまくないです。なので、普段英語の曲の歌詞の翻訳を乗せてるほかのサイトのように詩のような表現などは書けないです。しかもジャズの歌詞は美しい表現はあるが意外と詩のようなお洒落で難しい表現は思ったより多くないです。元々は黒人の音楽で感情表現が豊かで素直な歌詞が多いと思います。
ヤニは歌詞だからわざわざ詩のようなお洒落な表現にする方が伝わりにくいと思いますのでわかりやすい翻訳をしていきたいと思います。そっちの方が演奏する際に気持ちが乗りやすいと思います。詩のようなお洒落な表現の翻訳が必要な方はほかのサイトを見て頂いたほうがいいと思います~^^
エラを聴きながらパソコンに向かっていて、ちょっとエラについての情報がほしくなって検索すると、どうも、エラの凄さを語るときに、スキャット、リズムといった言葉が多く、それはそうなのだが、私はこんなのが大好きということで、この曲について検索したら、ここに出会いました。この情感、この繊細さ、これもエラの凄さでしょう。こんなことをいうといけないのかもしれないけど、あの太ったおばさんが、こんなにも素敵に愛らしく恋心を歌う。それがまたいい。わかりやすく、とてもいい翻訳だと思います。リタ・ヘイワーズの映像にも驚きました。ありがとうございます。