Take the “A” Train (A列車で行こう)の歌詞の日本語訳 by YANNIE
作曲 Billy Strayhorn 作詞 Joya Sherrill
A
必ずA列車に乗ってください
ハーレムの北部のシュガーヒルに行くために
A
A列車に乗りそこなうことになったら
ハーレムへの最速の乗り物に乗り損なったことに気づくでしょう
B
急いで、乗って、そろそろ来ます
ごとごとと音を立ている線路が聞こえるでしょう
A
A列車にご乗車ください、出発します
ハーレムのシュガーヒルにすぐ着きます
デューク・エリントンオーケストラのテーマソングで有名な「A列車で行こう」を訳してみました。「New York, New York」とともにNew Yorkを代表する曲の一つですね。(New York State of Mindも入れたほうがいいですかね?^^)
A Trainは日本ではなぜかA列車になっちゃいましたが、実は列車より「A線」に近いですね。New Yorkの電車の線路名はアルファベットと数字で名前が決まってます。「A」、「B」、「1」、「2」みたいな感じです。ある意味分かり易かも知れませんね。
この曲は特に難しい英語はないですが、Sugar Hillは何処だろう?と気になっている人も多いと思います。Sugar Hillはニューヨーク市マンハッタン区北部の地域名でHarlemの北部に位置するハーレム随一の高級住宅街です。
ハーレム・ルネサンス期の1920年代頃から成功した黒人層が住み始めるようになって、あの「デューク・エリントン」も住んでいた町です。成功し、もちろん金持ちにもなって甘い生活ができることから「Sugar Hill」という名前が付いたらしいです。
個人的にこの曲の歌詞は単純に「イケてる町に行こう」という意味以上の意味を持っていて、時代を表している歌詞だと感じました。黒人が社会的に成功してお金を稼げるようになって文化的にも影響を与える立場になってきて、人と文化の融合で、多様性と平等に踏み出そうとする時代の流れが反映されているんじゃないかなぁと思いました。
ハーレム・ルネサンス期から100年近く経っていますが、まだまだ世の中には差別が多いですね。人間ってみんな同じ地球人なのに。😄
ちなみに現在歌われてる歌詞はJoya Sherrillよる歌詞だが、この曲が作られた当時に作曲家のBilly Strayhornも歌詞を書いたようです。 その歌詞ではDelta Rhythm Boysが最初にレコーディングしたようで、デューク・エリントンオーケストはその後1944年にデューク・エリントンのお気に入りの歌手であったJoya Sherrillの歌詞でレコーディングしたよです。よかったら是非読んでみてください。なんかBilly Strayhornの方がもっとロマンティックに感じるのは私だけでしょうかね?^^
Photo by MTAEnthusiast10
和訳の一覧ページはhttp://blog.theyannie.com/jazz-songs-lyrics-in-alphabetical-order/です。
ヤニは歌詞の日本語訳の専門家ではない上に日本語もうまくないです。なので、普段英語の曲の歌詞の翻訳を乗せてるほかのサイトのように詩のような表現などは書けないです。しかもジャズの歌詞は美しい表現はあるが意外と詩のようなお洒落で難しい表現は思ったより多くないです。元々は黒人の音楽で感情表現が豊かで素直な歌詞が多いと思います。
ヤニは歌詞だからわざわざ詩のようなお洒落な表現にする方が伝わりにくいと思いますのでわかりやすい翻訳をしていきたいと思います。そっちの方が演奏する際に気持ちが乗りやすいと思います。詩のようなお洒落な表現の翻訳が必要な方はほかのサイトを見て頂いたほうがいいと思います~^^