やぎやに 生配信 ギグ - 2021/09/20 Mon 7PM 「仲秋の候」(祝日 敬老の日)

But Not for Me
作曲 George Gershwin  作詞 Ira Gershwin

Verse
Old man sunshine, listen you
あんた聞いてよ
Don’t you tell me dreams come true
夢は叶えられるものだと言うんじゃない
Just try it, and I’ll start a riot
言ってみろ、本当に怒るから

Beatrice Fairfax[1], don’t you dare
Ever tell me, he will care
彼が気にしてると言うんじゃない
I’m certain, it’s the final curtain
彼とはもう確実に終わったの

I never wanna hear
From any cheerful Pollyannas
Who tell you Fate supplies a mate
陽気なポジティブ過ぎる人達が言ってる運命の人の話とか2度と聞きたくない
It’s all bananas[2]
もう本当に信じられない

Chorus 1
They’re writing songs of love
But not for me
ラブソングを書いてるけど私と関係ないこと
A lucky star’s above
But not for me
幸運の星も私と関係ないわ

With love to lead the way
恋が導くままにしたら
I found more clouds of gray
Than any Russian play
Could guarantee
悲劇に負けない位憂鬱なことばかり起こった

I was a fool to fall
And get that way
恋に落ちるなんてバカだった
Hi-ho, alas! and also, lack-a-day
ああ!もうだめだ

But still I can’t dismiss
The memory of his kiss
しかし彼とのキスの記憶が忘れられない
I guess he’s not for me
彼は私とは縁がないかも

Chorus2
He’s knocking on a door
But not for me
新しい人生の扉を開こうとするが、私のためじゃないわ
He’ll plan a two by four
But not for me
小さい家を考えてるだろうが私と関係ない

I’ve heard that love’s a game
恋はゲームだとみんな言ってる
I’m puzzled just the same
ゲームのように恋に頭を悩ましてるわ
Was I the moth or flame[3]
自分は被害者、加害者どっちだったんだろう
I’m all at sea
本当にわけわからない

It started off so swell
This “let’s pretend”
うまく行ってるフリをするのは最初のうちだった
It all began so well
But what an end
スタートはよかったのに終わりは悲惨だ

The climax of a plot
Should be a marriage knot
ストーリーのクライマックスは結婚であるべき
But there’s no knot for me
しかし私には縁のない話だ


[1] Dear Beatrice Fairfax
「Beatrice Fairfax」は「Marie Manning」という小説家兼コラムニストによる世界初の人生相談コラムのタイトルからきた名前です。「Dear Beatrice Fairfax」は日本語で表現すると「拝啓、Beatrice Fairfax様」位ですね。「Beatrice」はあの「ダンテ」の「ベアトリーチェ」から、「Fairfax」は「Marie Manning」の故郷である「Fairfax County, Virginia」の地名からの由来です。いろんな悩み事を読者が「Beatrice Fairfax」宛に手紙で送ってきたらしいです。
つまりこの歌詞では人生相談のコラムによく出るああいう「彼もあなたのことを実は気にしてるはずですよ〜」というポジティブな内容は自分に該当しないということです。何となく文章的には怒ってます。笑 ^^;


[2] It’s all bananas
「Go bananas」という表現があって「気が狂う」という意味です。つまりこの歌詞では「おかしい」、「もう信じられない」という意味だと思ってもいいと思います。言葉の由来はいろいろあるらしいが、個人的に面白いと思ったのは猿達にバナナを与えると喜び過ぎて興奮する様子からcrazyという意味になったという由来でした。笑


[3] moth or flame
「moth」は「蛾」で「flame」は「炎」です。つまりこの歌詞では自分が「蛾だったか炎だったかわからない」という内容です。蛾は光に向かって飛んでいく習性があり、その光源が火だった場合、焼け死ぬ結果になります。ここで言いたいのは自分が恋にやられた側か引き寄せた側かわからないという意味です。なのでここでは簡単に被害者と加害者という表現でまとめてみました。

1930年の「Girl Crazy」というミュージカルの曲で、あの有名なGershwin兄弟による作品です。「Girl Crazy」はこの曲をを含め、「Embraceable You」、「I Got Rhythm」、「Boy! What Love Has Done to Me!」など、知られてるスタンダードがたくさん出てて、1943年の映画にはJudy Garlandが出演するなど映画化も2回された作品です。

この曲、あんまり歌われてないが、バースもあるし、コーラスは2つもあります。個人的にこの曲はバース+コーラス1+コーラス2が一つの流れになってると思いました。しかしその分歌詞が結構長くなるので覚えて歌うのは中々大変だと思いますが。。。^^;

「But not for me」は歌詞の内容によっていろんな意味で訳すことができます。「自分のためじゃない」、「自分とは縁のないこと」、「自分には該当しない」などなど、とにかく自分の状況とはかけ離れてるということを意味してます。今回も直訳はほぼ無理だったので意訳しました。なっぜかこの頃訳してる歌詞が意訳しないと伝わりにくい曲ばかりです。^^;

上手くいかない恋が多分続いたんでしょうね〜 ^^ そういう状況だとこんなに否定的になったのも無理じゃないかもしれません〜なのに曲調は明るいのがこの曲が持ってる魅力だと思います。いわゆるギャップですね〜笑

確実に怒ってる雰囲気のバースでスタートし、エンディングは自分とは縁のないことだと、もういいや〜と思う位のところまで行っちゃったんじゃないかと思います。だからこそ明るく歌っても違和感がないかもと思いました。個人的な解釈ですが、自分はそういう気持ちで歌ってるので皆さんにもいろんな想像をしながら歌ってもらいたいです。

楽しいジャズ活を〜 ^^

Photo by FreeImages.com / Alex Bruda

そして下の方に皆さんが練習する時に使えそうな伴奏を作ってのURLをつけておきました。ミュージシャンが演奏した音源で作った伴奏なのでmidiと違ってノリノリで歌えます。もちろんイントロもあるので歌の練習にバッチリです。女性と男性そしてスウィングとボサノヴァからもあります。(今回は男性はオリジナルキーを含め、Chet Bakerが歌った曲のキー(Db)もあります。)みんなジャズボーカル頑張りましょう!^^

Gキー(女性)のイントロ付きの伴奏(スウィング)

Gキー(女性)のイントロ付きの伴奏(ボサノヴァ)

オリジナルのEbキー(男性)のイントロ付きの伴奏(スウィング)

Dbキー(Chet Baker Version)のイントロ付きの伴奏(スウィング)

オリジナルのEbキー(男性)のイントロ付きの伴奏(ボサノヴァ)

和訳の一覧ページはhttp://blog.theyannie.com/jazz-songs-lyrics-in-alphabetical-order/です。

ヤニは歌詞の日本語訳の専門家ではない上に日本語もうまくないです。なので、普段英語の曲の歌詞の翻訳を乗せてるほかのサイトのように詩のような表現などは書けないです。しかもジャズの歌詞は美しい表現はあるが意外と詩のようなお洒落で難しい表現は思ったより多くないです。元々は黒人の音楽で感情表現が豊かで素直な歌詞が多いと思います。

ヤニは歌詞だからわざわざ詩のようなお洒落な表現にする方が伝わりにくいと思いますのでわかりやすい翻訳をしていきたいと思います。そっちの方が演奏する際に気持ちが乗りやすいと思います。詩のようなお洒落な表現の翻訳が必要な方はほかのサイトを見て頂いたほうがいいと思います~^^