やぎやに 生配信 ギグ – 2022/3/20 SUN 7PM
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They Can’t Take That Away From Meの歌詞の日本語訳 by YANNIE
作曲 George Gershwin  作詞 Ira Gershwin

「Shall we dance」という映画の挿入曲です。
下の方に映画のシーンの動画を付けましたのでそれを見ると歌詞の雰囲気が伝わりやすくなると思います。今回は映画のシーンに合わせて意訳を交えて訳しました。

Verse
私たちのロマンスは、明日にはあなたがいなくなったとしても、悲しい音で終わらないだろう
曲は終わったが、作曲家が書いたように、「メロディーはずっと残る」だろう[1]

あなたを奪われるけど[2]
僕はあなたの優しい愛撫が恋しくなるだろう
しかし、僕はあなたを奪われても、かかわらず(Chorusの内容を)持ち続けるだろう

Chorus
A
あなたの帽子のかぶり方
あなたがお茶を飲む姿
そのすべての記憶
ノー、それは奪われることはできない

A
あなたの笑顔が輝くその姿
あなたが音程を外す時
あなたが僕の夢にしつこく出てくること
ノーノー、それは奪われることはできない

B
愛へのでこぼこの道で、僕たちはもう二度と会うことはないかもしれない
それでも、僕はいつも、いつもの忘れないから

A
あなたのナイフの持ち方
僕たちが3時まで踊ったこと
あなたが僕の人生を変えたこと
ノーノー、それは奪われることはできない
ノー、僕は忘れないから


[1] The song has ended but as the songwriter wrote, ‘the melody lingers on’
ここのsongwriter(作曲家)は「Irving Berlin」のことで、Irving Berlinの曲の中で「The Song Is Ended (but the Melody Lingers On)」という曲を引用しました。Irving Berlinはアメリカの現代音楽界で偉大な作曲家の一人でたくさんのミュージシャンに尊敬されたんです。George Gershwinは「史上最高のソングライター」という表現をするくらいです。


[2] They may take you from me
曲の中にtheyがずっと出ます。彼らは誰でしょう?連れて行かれるって人身売買のこと?笑
いやいや違います。ここのtheyは多分ですが、世間とかメディアだと思います。
Theyは映画の内容を知ると簡単にわかります。下に内容を書いたので是非読んでいただきたいです。

They Can’t Take That Away From Meを訳しました。
1937年の「Shall we dance」に使われ、二人が分かれる前にフェリーに乗った時のシーンで歌われた曲です。(George Gershwinがなくなる2ヶ月前に公開された映画でGershwin兄弟が一緒に残して最後の曲の一曲でもあります。)
Peter P. Peters (Fred Astaire)というバレエダンサーがLinda Keene (Ginger Rogers)というタップダンサー片思いして近づこうとしますが、Lindaの反応は最初はいまいちでした。しかしPeterが追っかけながら頑張ってる時に彼らが実は結婚しているという誤報が出てしまって噂がどんどん広がったんです。二人は反証をあげようと色々試しましたが、結局失敗し続け、噂を終わらせる唯一の方法は実際に結婚してすぐ離婚することだというLindaの提案で二人が結婚をすることになります。
この曲は二人が離婚する前日にNew Yorkに戻るフェリーの上でPeterがLindaに歌う曲です。なので歌詞に出る「they」は特定の人より世間を意味してると思います。Peterは片思いなので未練ダラダラですが、Lindaは最初はPeterに興味がなかったんですが、徐々にPeterのことが好きになってきたので、離婚したくないと言えることもできない状況のシーンです。

別れてもあなたとの思い出は永遠に心の中にしまっておくという歌詞。。。しつこいですがいいですね〜
下に映画のシーンをつけておいたので映画をみたことのない人は是非みてください。1937年バージョンのフェリーのシーンと1949年バージョンのダンスシーンが出ます。
ちなみにFred AstaireとGinger Rogersのダンスは名コンビだったので是非みて欲しいです。

では、今日も楽しいジャズ活を〜

和訳の一覧ページはhttp://blog.theyannie.com/jazz-songs-lyrics-in-alphabetical-order/です。

ヤニは歌詞の日本語訳の専門家ではない上に日本語もうまくないです。なので、普段英語の曲の歌詞の翻訳を乗せてるほかのサイトのように詩のような表現などは書けないです。しかもジャズの歌詞は美しい表現はあるが意外と詩のようなお洒落で難しい表現は思ったより多くないです。元々は黒人の音楽で感情表現が豊かで素直な歌詞が多いと思います。

ヤニは歌詞だからわざわざ詩のようなお洒落な表現にする方が伝わりにくいと思いますのでわかりやすい翻訳をしていきたいと思います。そっちの方が演奏する際に気持ちが乗りやすいと思います。詩のようなお洒落な表現の翻訳が必要な方はほかのサイトを見て頂いたほうがいいと思います~^^